【最新版】「汝、星のごとく」凪良ゆうの最新作を紹介!あらすじ・考察レビュー

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 こんにちは。YUE.です。

“私の夫は月に一度、恋人に会いにいく”

これは今回紹介する「汝、星のごとく」の冒頭文です。

これを読んで気になった方は、ぜひ読んでください。

愛のカタチは決まっていない。

と言うことを学ばされます。

BL作家の凪良ゆうさんが書いた長編作品です。

初めに言ってしまうと、読み応え最高のめちゃくちゃ面白い作品でした。

悩みを抱えた多くの人に届いてほしいです。

この記事を読むと、

・汝、星のごとくのあらすじ
・最新作面白いの?
・考察、感想
・凪良ゆうさんの他の作品

が分かります!

実際に、凪良ゆうさんの作品「わたしの美しい庭」「流浪の月」「滅びの前のシャングリラ」を読んでファンになりました。

そんな私が、解説します。

Bitly

汝、星のごとく

凪良ゆうさんについて

読み方:なぎら ゆう

滋賀県生まれの小説家で、主にBL作品を執筆しています。

「恋するエゴイスト」で2006年にデビュー。

それから2020年には「流浪の月」で本屋大賞を受賞しました。

流浪の月は2022年5月13日に映画化しました。

公式サイトはこちら↓

 https://gaga.ne.jp/rurounotsuki/

数々の作品を世に広め、人気を集めています。

また、「美しい彼」は2023年に映画化予定です。

気になった方は是非チェックしてみてくださいね。

あらすじ

Bitly

その愛は、あまりにも切ない。

正しさに縛られ、愛に呪われ、それでもわたしたちは生きていく。
本屋大賞受賞作『流浪の月』著者の、心の奥深くに響く最高傑作。

ーーわたしは愛する男のために人生を誤りたい。

風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂(かい)。
ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。
生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、ひとつではない愛の物語。

ーーまともな人間なんてものは幻想だ。俺たちは自らを生きるしかない。

「汝、星のごとく」Amazonサイト

 息子をネグレクトして、スナックを手伝わせながらも男に依存する母をもつ青埜櫂と、公認の浮気をする夫に依存し、精神的な病に陥ってしまった母をもつ井上暁海。

そんな二人が小さな島で、恋をする。

という物語です。

感想、考察

 私が、今回この本を読んでみて感じたことは、愛にはカタチが無いと言うことです。

具体的に説明していきます。

愛にはカタチが無い

 あなたが想像する「愛」はどのようなものですか?

恋人同士が手を繋いでいたり、ハグしていたりといった情景が浮かんでくる人は多いでしょう。

今回登場する人物は、全員愛のカタチが違っています。

そこもまた、面白いところです。

登場人物の愛のカタチを分析

というわけで、私なりに登場人物の愛のカタチを分析してみました。

(※あくまで個人の見解です。)

【青埜櫂の母親】
スナックで働いていて、そこで出会った男に全てを尽くしている。
男に振り向いて欲しくて、盲目になりやすい。
今まで何人もの男と出会い、フラれてきたが、依存するのをやめられない。
フラれた時には癇癪を起こし、泣き叫ぶことは茶飯事。
それを何度も繰り返している。

【井上暁海の母親】
夫が、月に一度女のところへ行くのを公認している。
浮気されていても、帰ってきてくれるのを信じている。
盲目で、夫がついに帰ってこなくなってもずっと待っている。
島の住人にも、陰口を叩かれ、精神的に病んでくる。
娘と夫を比べ、家族に依存している。

【櫂と暁海】
同じ境遇の二人は、高校生の頃から付き合っている。
そのころは普通のカップルだったが、櫂が漫画を出版して二人が成人してから、関係が変わる。
会う日もなく、櫂の浮気を感じていた暁海は我慢しきれず、一方的に別れを告げる。
その後、暁海は高校時代の教師 北原先生と結婚を決める。
月に一度、北原先生が元妻に会いに行くのを公認する。
互いに愛を感じているが、違う道を選ぶ。

【尚人】
ネットで櫂と知り合い、二人で漫画を創り上げた。
ゲイで、高校生の男の子と付き合っていた。
互いに好きで、一番その男の子のことを想っていた。
手は出さないように細心の注意を払っていたが、炎上してしまう。
それから、相手の男の子にも縁を切られて、自殺する。

【北原先生】
妻と別れ、一人の娘と暮らしている。
「助け合うために」暁海と結婚し、自分自身も本当に好きな元妻のところへ月に一度、会いにいく。
もう復縁はできないけれど、好きという気持ちだけを胸に進んでいく。
自由で、独特な雰囲気を漂わせているが、人想いで優しい教師。
自分と暁海を重ね、助け合って生きることを決意する。

 一人一人全く違う「愛」が登場します。

愛は、ここまで人を変えてしまうのかと思うと、怖いものですね。

作中、島の住人たちに物を言われるシーンが出てきます。

ですが、関係ないと割り切って生きる暁海たちに、勇気をもらえます。

他人が口出しすることでは無いな、と感じました。

LGBTQが話題になっている今、他人の愛を決めつけるべきでは無いと考えています。

特別なんて無い。というよりは、すべて特別。という表現の方が合っています。

愛と生きるというのはこういうことなのだと思いました。

この本を読んだら、あなたの愛の概念が変わると思います。

Bitly

凪良ゆうさんの作品

私が読んだ作品は全て面白く、内容が深いものばかりでした。

どの作品を選んでも、損はないです!

人間性を深掘りしたような物語です。

最後に

Bitly

あなたはこれから、どんな愛を交わしていくのでしょうか。

楽しみでもあり、怖くもあります。

でも、それが「生きる」ということです。

周りなんて気にせず、自分の人生を生きていきましょう!

私も、その気持ちを胸に生きていこうと思いました。

読んでみたい!と興味を持って下さった方がいれば、とても嬉しいです。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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