
こんにちは。YUE.です。
今回は、読書が苦手な方にこそおすすめしたい小説を4冊紹介します。
「小説って難しそう…」「文字ばっかりでつまらない」
と思っている方でも読みやすい小説は、
早く読めて(ページ数が少なめで)、内容が深い物語
だと考えています。
なので、今回紹介する4冊は、結末が理解しやすくささっと移動中に読み進められるような小説を選びました。
一冊づつポイントを解説しながら紹介していきます!
ぜひ最後まで読んでくださいね。
この記事を読んだあなたが、少しでも小説に興味を持ってくれることを願ってますよ!
海に願いを 風に祈りを そして君に誓いを(汐見夏衛:作)
まず1冊目は、汐見夏衛さんの小説です。
汐見さんの小説は、特に学生向けの恋愛モノが多いので感動的な恋愛小説を読んでみたい!という方に、是非挑戦していただきたいです。
複雑な設定もありませんし、ストーリーも理解しやすいのでスラスラ読み進められると思いますよ!
あらすじ↓
優等生でしっかり者だけど天の邪鬼な凪沙と、
おバカだけど素直で凪沙のことが大好きな優海は、幼馴染で恋人同士。
お互いを理解し合い、強い絆で結ばれているふたりだけれど、
ある日を境に、凪沙は優海への態度を一変させる。
甘えを許さず、厳しく優海を鍛える日々。そこには悲しすぎる秘密が隠されていた――。
互いを想う心に、あたたかい愛に、そして予想もしなかった結末に、あふれる涙が止まらない!!
「海に願いを風に祈りをそして君に誓いを」Amazonサイト
恋愛小説は、恋人の有無に関係なく楽しめるものばかりです。
恋人がいるかいないかで物語の捉え方は変わってくると思います。
それも含めて、恋愛小説の良いところです。
このストーリーは、彼女の凪沙が彼 優海のために尽くすシーンが多く描かれています。
お互いに本当に想っていたんだなってことがすごく伝わってきました。
ページ数は313ページです。
少し多いと思う方もいるかも知れませんが、読み始めればあっという間だと思いますよ!
この登場人物の二人は、汐見さんの他の小説でもリンクして登場しています。
(『明日の世界が君に優しくありますように』に登場しています。)
なので一番初めに汐見さんの小説を読むなら、この一冊です!
もちろん他の小説から読んでも楽しめますよ。
今夜、きみの声が聴こえる(いぬじゅん:作)
続いて紹介する小説も、恋愛小説の中で有名な小説家さんが書かれた一冊です。
いぬじゅんさんは、主にスターツ出版から多数の恋愛小説を出版されています。
その小説は、愛と命をテーマにしたものが多く、物語の中に引き込まれるようなストーリーなのが魅力です。
その中から今回選んだのがこの一冊です。
あらすじ↓
高2の茉菜果は、身長も体重も成績もいつも平均点。
“まんなかまなか”とからかわれて以来、ずっと自信が持てずにいた。
片想いしている幼馴染・公志に彼女ができたと知った数日後、追い打ちをかけるように公志が事故で亡くなってしまう。
悲しみに暮れていると、祖母にもらった古いラジオから公志の声が聴こえ
「一緒に探し物をしてほしい」と頼まれる。公志の探し物とはいったい……?
ラジオの声が導く切なすぎるラストに、あふれる涙が止まらない!
「今夜、きみの声が聴こえる」Amazonサイト
恋愛小説の中でも、涙溢れるようなラストでずっと心の奥に存在が残るようなストーリーだと感じました。
いぬじゅんさんの小説は、感動的な恋愛小説でかなり王道なものだと思っています。
だからこそ、ストーリーが分かりやすくどんな方にもおすすめできる一冊です。
ページ数は248ページなので、比較的薄く読みやすいかと思いますよ。
先ほど紹介した汐見夏衛さんの小説は、両想いの二人を主人公にしたストーリーでしたが、この小説は片思いの女の子が主人公です。
片思いだからこそ辛いこともあるだろうし、作中でその片思いだった幼馴染は亡くなってしまうので、それだけでも悲劇的です。
その悲劇的な出来事から、どう立ち直っていくのか。
非現実的な出来事が起こりますが、ラストには胸にくるものがあります…。
続編『今夜、きみの声が聴こえる。〜あの夏を忘れない〜』も発売中です。
ラジオを通した感動ストーリーがもう一度味わえます!
きみに、涙。スターツ出版文庫 7つのアンソロジー①
前半にスターツ出版文庫の2冊を紹介させていただきました。
続いては、スターツ出版文庫のアンソロジー(短編集)を紹介させていただきます。
短編集なので、あまり読書する時間がない方や一気に長い小説は読めないという方に、もってこいな小説です。
7作品が入っているのですが、どれも涙をテーマにした物語です。
作家さんは『沖田円、逢優、春田モカ、菊川あすか、汐見夏衛、麻沢奏、櫻いいよ』さんの7名です。
私は全員の小説を拝読しているのですが、どの作家さんも個性がありつつも読者の胸に残るような作品を書かれています。
短編集を読んで、気に入った作家さんの小説に挑戦してみる、というのもいいかも知れませんね。
あらすじ↓
「涙」をテーマに人気作家が書き下ろす、スターツ出版文庫初の短編集。父親の死から数年後、初めて向き合う異母姉弟ふたりの葛藤を描いた『雨あがりのデイジー』(沖田 円・著)、最愛の「彼」から思いがけず届いたラストメッセージで綴られる『君のかけらを拾いあつめて』(汐見夏衛・著)ほか、じっくりと浸れる7編を収録。何度も味わい読み返したくなる物語は、静かに寄り添い、心の奥底へと深く響いていく。そして苦しい日にも、切ない日にも、あなたをそっと、救ってくれるーー。
「きみに、涙。」Amazonサイト
今回はアンソロジー①を紹介しましたが、アンソロジー②『ラストは絶対、想定外。』という小説も出版されているので、気に入った方は是非そちらもチェックしてみてはどうでしょうか。
作家さんは『いぬじゅん、小鳥居ほたる、早迫佑記、灰芭まれ、八谷紬、岸本歩子、櫻井千姫』さんの7名です。
タイトルにもある通り、どんでん返しをテーマにしています。
私の中では、櫻井千姫さんの『たまご』というストーリーが圧倒的どんでん返しで、とても印象に残っています。
恋愛小説よりもどんでん返しの方が気になる!という方はこちらも読んでみてください。
青いスタートライン(高田由紀子:作)
最後に紹介させていただくのは、夏休みの海を舞台にした超熱いストーリーです。
以前紹介させていただいた小説なのですが、こちらは読書感想文にもおすすめの一冊です。
ストーリー構成は単純なのですが、主人公の感情に寄り添えるような淡くて深いような物語です。
あらすじ↓
夏休みの間、一人で佐渡の祖母宅で過ごすことになった小5の颯太。出産をひかえ体調の優れない母への複雑な思いや、芯がなく、いつも友達のペースに合わせてしまう自分への自己嫌悪などを抱えている。
久しぶりにおとずれた佐渡で、颯太が見たのは、佐渡で行われる遠泳の大会の映像。いとこの女の子・あおいの堂々とした泳ぎ、参加者のきらきらとした笑顔に、思わず颯太も1キロの遠泳に挑戦することを決意する。25メートルしか泳げない颯太のために、祖母は元教え子の17歳の青年・夏生に特訓を頼み……。
「泳ぎきったら、きっと変われる」
迷いのなかを、希望と未来を見つめておよぎだす、少年たちのひと夏の物語。
「青いスタートライン」Amazonサイト
今の自分を変えたい、と思っている方の背中を押してくれるような一冊です。
ハードカバーの単行本なので、今まで紹介してきた小説よりはお値段も高くなりますが、これは本当に読んで損なしの一冊だと自信を持って言えます。
私自身、この物語を読んだのは数年前ですが今でももう一度読み返したい、と思える作品です。
そのくらい、読んだ後の爽快感や余韻は新鮮で素敵な印象でした。
表紙の装飾画を担当されているふすいさんのイラストも、この本の魅力の一つです。
みずみずしい表紙イラストと、作中の描写がマッチしていて、とてもおすすめです。
ページ数も263ページと、そんなに多くないですし、文字は比較的大きめに印刷されているので読みやすいと思いますよ!
気になった方はチェックしてみてください!
いかがだったでしょうか。少しでも興味を持った本があれば一度読んでみてください!
今回は、私の今までの読書経験から分かりやすく、読みやすい小説をセレクトしました。
気に入った作品が見つかれば、とても嬉しいです。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
良かったら、コメントやシェア等よろしくお願いします。
コメント