【最新】森沢明夫の新刊おすすめ「本が紡いだ五つの奇跡」を相関図付きで紹介!

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 こんにちは。ゆえです。

今回は森沢明夫さんの新刊(2024年現在)「本が紡いだ五つの奇跡」を紹介します。

一人の編集者が、小説家に新刊を依頼することから始まるこの物語。

一冊の小説が多くの人の人生を変える、というストーリーなのですが、第一章からこんなに惹き込まれたことはない!というくらいどんどん惹き込まれていきました。

私たち読者にも寄り添いながら描かれる感動のハートフルです。

老若男女問わず、とにかく多くの人に読んでもらいたい作品。
職業関係なく、誰でも心にグッとくるようなストーリーです。

あらすじ・感想はもちろん作者についての説明も併せて、紹介していきます。
相関図付きで解説をしているので、もっとこの作品を深く理解できます!

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本が紡いだ五つの奇跡 概要

タイトル:本が紡いだ五つの奇跡

作者:森沢明夫

千葉生まれの作家、早稲田大学卒業。
「海を抱いたビー玉」でデビューし、「虹の岬の喫茶店」「夏美のホタル」など数多くの作品が映画化されました。エッセイ「森沢カフェ」なども出版。
温かくも感動し、人の心を掴むハートフル作品を数多く書かれている作家です。

出版社:講談社

発行:2024年3月15日

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あらすじ

 編集者の津山奈緒は本当に作りたい本を作るため、過去の自分を救った小説家 涼元マサミに新作を依頼することに。

なかなか承諾されなかったが諦めなかった彼女の行動、そして涼元マサミの小説は、

娘と涼元マサミ自身、

余命宣告されたことを妻や仲間に言えずにいるブックデザイナー

心に傷を負い、それが原因で家族ともうまくいかない書店員

そして妻を亡くして前に進めないでいる読者の人生を変える。

めぐりあう奇跡が起こした感動のストーリー。

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感想

 本書を読んだ正直な感想を、ネタバレなし・ありに分けて紹介します。

ネタバレなし

 400ページ以上ある文庫本なので、初めはどうかなーと思いましたが、あっという間でした。

寝る前に少しだけ読もうと思ったら、完全に引き込まれて気がついたら0時を回っていて一時間半読みつづけていました。

読み終えた後、ほっと安心した気持ちになります。

なんか上手くいかなかったり、仕事が大変だったり、家族とぎくしゃくしていたり、そんな悩みがある人物に感情移入してしまいます。

まるで自分のことかのように入り込め、同時に希望を抱けて、出会えて良かったと心から思っています。

特に、気の強い小説家 涼元マサミの本心と不器用さが描かれている第二章と、偶然の出来事がすべてつながる最終章は読みどころです。

初めて読んだ森沢明夫さんの作品は「ロールキャベツ」でした。

この作品もとてもほっこり、不思議なくらい元気をもらえるのでぜひ読んでみてください。

森沢明夫さんの作品は、どうしてこんなに自分がその場にいるかのような感動を覚えるのか不思議です。

でもそれは、この物語が私たち読者をも巻き込み、寄り添ってくれたからだと私は思いました。

読んだ人にしか、この感動は味わえないと思うので一度読んでみてください!

「ロールキャベツ」の紹介記事はこちら↓

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ネタバレあり

以下、ネタバレを含みます。

 この作品から、

誰もが人と関わる上で、本心を言えずにいて、でもそれは一つの優しさでもある

ことを理解した気がします。

人に強く当たってしまう涼元マサミは、どうしようもない父親でも娘のことを想っていて、

ブックデザイナー 青山哲也もまた、仲間や妻の悲しい顔を見たくなくて自身の病気を隠していました。

不器用な人、勇気が出ない人はたくさんいると思います。

そして、そんな自分が嫌だと感じる人も多いと思いますが、それは優しさでもあるんだと考えられます。

第二章、涼元マサミが思っている事と逆のことを言ってしまっているシーンが、なんとも切なかったです。

 もう一つ、大きく印象を受けたことがあります。

それは、作中に”さよならドグマ”(涼元マサミが書いた小説)の文章が書かれているわけではないのに、まるで読んだかのようにすっかり愛着が湧いてしまっていることです。

読んだ人物の心のうちが描写されていて、それだけなのに不思議なくらいに”さよならドグマ”までも大切に想っている自分がいました。

 この物語は”さよならドグマ”と同じように、私たち読者をも巻き込み、寄り添いながら進行していきます。

臨場感や感情移入して、大切にしたくなる物語です。

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相関図

最後に

 涼元マサミの小説が次々と人生を変え、人々を巡り合わせていく感動ストーリー。

私たち読者に寄り添いながら、勇気や希望をくれるハートフル小説でした。

今までにないような感動、心にグッとくる感覚を味わってもらいたいです。

ぜひ読んでみてくださいね。

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最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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