感動する小説を読みたいけど、どれがいいのか分からない…
そんな方に、感動する小説20冊を紹介します!
こんにちは。YUE.です。
これから紹介するのは、スターツ出版社から出版されている小説です。
スターツ文庫を150冊以上読んできた私が、
「これは本気でおすすめしたい!」
と思った小説を厳選しました。
この記事を読めば、あなたに合った「大切にしたい」小説が見つかるかもしれません!
涙を流して、ストレス発散したい方にもおすすめです。
スターツ出版社って何?
主に小学生・中学生・高校生向けの小説を出版している会社です。
学校を舞台にした、感動する小説が多々出版されています。
それ以外にも、異世界モノやあやかし・後宮ファンタジーなどの小説も展開されています。
スターツ出版ホームページはこちら↓
https://starts-pub.jp
また小説投稿サイト『ノベマ!』も人気を集めており、無料で小説投稿・コンテスト応募ができます。
人気の小説家から、デビューしていない無名の小説家まで、幅広い方々が執筆した小説も読めます。
私もこのサイトを利用していますが、コンテストは高頻度で開催されていて、沢山の物語を味わえるのでおすすめです!
ノベマ!はこちら↓
【感動系】https://novema.jp/starts
【異世界系・コミック】https://novema.jp
登録すれば、スマホで読んだ本を本棚登録・いいねができるなど、便利な機能も多数ついています。
》早稲田大学専門塾 合格率70%以上の塾はこちらスターツ文庫おすすめ20選
⒈海に願いを 風に祈りを そして君に誓いを
著者:汐見夏衛
【あらすじ】
しっかり者の凪沙とおバカな優海は、幼馴染で恋人同士。
周りからも公認される最高のカップルなのだが、ある日から凪沙が優海に対して、厳しい態度をとるように。
甘える優海を鍛える凪沙には、悲しい秘密があった。
最後の最後まで、優海を一番に考えていた凪沙の思いと結末に涙する。
衝撃のラストはページから目を離すことができませんでした。
凪沙が抱えていた秘密を知ったとき、二人のことが愛おしくなります。
⒉あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。
著者:汐見夏衛
【あらすじ】
母親と喧嘩し、家出した中2の百合は、気がついたら戦時中の日本にいた。
そんな百合を助けてくれたのは、特攻隊員の彰だった。
彰の優しさに惹かれる百合だったが、彰は特攻隊員として飛び立つ日が迫っていて…。
大好きな人を失う苦しみ、戦時中の人々の生活、温かさ…そしてラストには彰の本当の想いを知ることとなる。
戦時中の人々の生活や感情が描かれた小説で、戦争について考え直す機会をくれる一冊です。
出会った人々の思いが、すべてにイライラしていた百合の考え方を変えてくれます。
すべてに「もうどうでもいい」と感じている方へ、この一冊を贈りたいです。
⒊明日の世界が君に優しくありますように
著者:汐見夏衛
【あらすじ】
人間不信になってしまった真波は、一人で祖父母の家に引っ越し高校へ進学することになる。
一緒に住んでいる同級生の漣や、親切な祖父母にも苛立ってしまう真波。
そんな時、海岸でユウと名乗る青年と出会ったことで心が楽になり、漣や祖父母への関わり方に変化が。
しかし、前向きに生活できるようになってきた矢先、海で子供が溺れる事件が起きる。
ユウが救出したものの、異常なほど取り乱す漣には残酷な過去があった…。
「海に願いを 風に祈りを そして君に誓いを」とリンクしている小説なので、先に「海に願いを…」を読むのをオススメします。
過去を抱えていても、前向きに生きている人がいる。
そういうこに気付いたことで、真波は変わろうと感じたのだと思います。
胸の中に残り続けるストーリーです。
初めての誕生日に思い出をプレゼントしよう⒋君が残した青空
著者:櫻いいよ
【あらすじ】
高校生の実結と修弥は恋人同士。
気まずい雰囲気だったある日、修弥が交通事故に遭ってしまう。
パニックになった実結だが、気が付くと事故の日と同じ朝を迎えていた。
何度も「同じ日」を過ごす実結は、修弥の隠された秘密に直面するが…。
7日目、実結はこの結末を乗り越えることができるのか!?
何度も修弥のために尽くす実結の気持ちが、胸に沁みました。
号泣必至のストーリーです。
⒌交換ウソ日記
著者:櫻いいよ
【あらすじ】
高2の希美は、「好きだ。」と書かれた手紙を見つける。
送り主は人気者の瀬戸山だと分かる。
イタズラだと思いながらも、返事を靴箱に入れた希美。
そんなことから、二人の交換日記が始まる。
「相手は自分じゃない」
そう分かっていながらも、止めることができなかった希美に待ち受ける衝撃の結末とは!
この本は、結末が最高の小説です!
読み進めていくうちに、段々希美の本心が分かってきますが、最後にはひっくり返されます…。
後味が本当に良い小説です。
⒍そういふものに わたしはなりたい
著者:櫻いいよ
【あらすじ】
クラスで優等生の澄香が入水自殺したという噂が広まる。
昏睡状態の彼女に関わっていたのは5人の同級生。
空気を読むことが癖になってしまった佳織。
注目を浴びたい小森。
派手な化粧で自分を装う知里。
マイペースな高田。
優しい恋人、友。
澄香は本当に自殺なのか!?
彼らの思いに、痛みと涙が止まらない。
今までとは違う種類の「感動」でした。
青春のリアルを描いた、新鮮で綺麗なストーリーです。
もう一度読みたい、と思いました。

⒎70年分の夏を君に捧ぐ
著者:櫻井千姫
【あらすじ】
高2の百合香は、真夜中0時に知らない少女と謎の空間ですれ違う、不思議な体験をする。
目覚めると1945年、終戦直前の広島にいた。
しかも、自分は少女 千寿と入れ替わっていた。
二人とも70年という時代の差に毎晩戸惑う中、百合香はあることを思い出す。
それは、終戦直前に広島を襲った原爆の存在だった。
何も知らない70年前の人々を救えるのは、百合香だけ。
時空を越えた二人の絆で、人々を救うことはできるのか…。
ラスト、温かい涙が止まらない。
厚めの小説ですが、読み応えがあります。
原爆が落ちることを伝える百合香と、それを受け止める千寿。
心揺さぶられ、ハラハラが止まらない結末でした。
⒏天国までの49日間
著者:櫻井千姫
【あらすじ】
14歳の折原安音は、いじめが原因で自殺してしまう。
死んだ直後に目覚めた安音は、天使と名乗る者から「天国に行くか、地獄に行くかは自分で選択する」ことを伝えられる。
霊感の強い同級生 榊と49日間を共に過ごすことになるが…。
死んでから、自分や家族の想いに気づくことになる安音。
そんな中、いじめのメンバーが事故に巻き込まれてしまう。
安音の選択とは…?
一人の死から始まる感動の物語。
私の一番のお気に入りです。
安音といじめのメンバーとの関わりや、たった49日間の恋…
ずっと印象強く残る、命の物語です。
読了後は、思わずため息をついてしまうくらい一気に読める面白さがあります。
⒐三月の雪は君の嘘
著者:いぬじゅん
【あらすじ】
本心を伝えるのが苦手な文香は、クラスメイトの拓海になぜか嘘を見破られてしまう。
不思議な雰囲気を纏う拓海に、どこか見覚えがある文香。
彼と接するうち、自分のこの性格が過去に関係していることが明らかになるが、過去には拓海も関係していて…。
口数が少ない拓海が、文香を前に進ませるためについた“優しい嘘”に、号泣必至!
悲しすぎる過去と、拓海の熱い想いには本当に感動しました。
自分を素直に出せている人は、少ないと思います。
そんな人の心を救ってくれる一冊です。
10.いつか、眠りにつく日
著者:いぬじゅん
【あらすじ】
女子高校生の蛍は、修学旅行中で事故に遭い、亡くなってしまう。
そこへ案内人を名乗るクロが現れ、「この世に残した3つの未練を解消しなければ、成仏できない」と伝えられる。
未練の一つが片想いしている蓮に告白する、というものだと気付いていた蛍だが、どうしても想いを伝えられなかった。
蛍が抱えていた秘密とは…?
蛍が抱えていた想いと、結末には胸を打たれました。
表紙の女の子に惹かれて、読んでみましたがとても感動しました。
現在、3巻まで発売中です。
11.満月の夜に君を見つける
著者:冬野夜空
【あらすじ】
高1の僕は、人とか変わらずモノクロの絵ばかりを描いていた。
そんな時、転校生の美少女 水無瀬月と出会う。
月に惹かれていく僕だったが、彼女は視界から色が失われ、幸せになるほど死に近づくという運命を背負っていた。
彼女を救うために、僕が起こした行動とは?
切なすぎるラストに優しい涙が流れる。
過去が原因で、色を失ってしまう運命は残酷ですが、そんな少女に出会えたことで僕自身も変わっていきます。
極度に人と関わらないようにしていた僕を変えてくれた月。
二人の静かな雰囲気がお気に入りです。
課題本を提案する12.一瞬を生きる君を僕は永遠に忘れない
著者:冬野夜空
【あらすじ】
輝彦は、クラスの人気者 香織に専属カメラマンに任命される。
突如始まった撮影生活に振り回される輝彦。
しかし、彼女はその笑顔の裏で重い病気と闘っていることを知る。
そして輝彦は「本当の君を撮りたい」と香織を撮り続けることに…。
切なさと悲しさ、そして楽しさで満たされていた2ヶ月。
究極の純愛。
天真爛漫で笑顔で溢れる香織でしたが、病を抱えていたことに胸が痛みました。
しかし、それを理解しても彼女を守りたいと決意した輝彦の生活がとても輝いて見えました。
13.さよならの月が君を連れ去る前に
著者:日野祐希
【あらすじ】
幼馴染 雪乃が展望台から身を投げて自殺してしまう。
その事実を信じられない大和は、過去へのタイムスリープに成功する。
雪乃の死を回避できるよう様々な挑戦を試みるが…?
ラスト、雪乃に打ち明けられた衝撃の事実とは。
輝彦と雪乃は、大きな賭けに出ることとなる。
ラストは終始ドキドキとハラハラが止まりませんでした。
でも二人の想いに、心を動かされます。
この気持ちが読み終わってからも、ずっと印象深く残っていました。
ブックレコメンド14.たとえ明日、君だけを忘れても
著者:菊川あすか
【あらすじ】
高2の涼太は七瀬栞に片想いしている。
そんなとき、彼女が「思い出忘却症」だと知ってしまう。
それは、命が助かる代償に一番大切な記憶を失ってしまうという病だった。
大切な思い出を忘れられず、誰とも深く関わらないようにしている栞だったが、涼太の思いによってそれは覆される。
涼太は、その思い出以上の一番の思い出を作ろうと思ったのだ。
栞が失った記憶とは…そして、最後まで栞を想う涼太の気持ちとは。
ラスト、綺麗に幕を閉じる感動ストーリー。
こんなに最高で、涙が溢れそうな「はじめまして」は初めてでした。
この物語の鍵になるのは、「失くすのが一番大切な記憶」ということです。
一緒になれなくても、栞の幸せだけを考えた涼太の気持ちに、胸が熱くなりました。
15.ラストゲーム 〜バスケ馬鹿の君に捧ぐ〜
著者:高倉かな
【あらすじ】
大好きなバスケがあって、仲間もいて、女バスの麻子との恋も始まりそうで、全て順調だった元也。
しかし、些細な出来事で麻子に「お前なんか好きじゃない」と言ってしまい、その後父親とも喧嘩してしまう。
父親には謝罪できないまま、事故で死別してしまう。
バスケとも距離を置き、絶望の底にいる元也を救うのは誰だ…?
「バスケ馬鹿」と呼ばれた元也が絶望する姿には胸が痛みましたが、そんな元也を救ってくれた仲間たちに、感動しました。
スポーツが好きな方、夢中になれることがある方におすすめです!
16.星の涙
著者:みのり from三月のパンタシア
【あらすじ】
感情表現が苦手な高2の理緒が唯一居場所を感じられるのは、インスタグラムだった。
しかし、それをいつも笑顔のクラスメイト颯太に見られてしまう。
それ以来、なんとなく話すようになった二人。
そして理緒が颯太に惹かれ始めたとき、颯太が隠していた秘密が明らかになる。
「友達」との関わりかたが変わる愛の物語。
このストーリーは、「友達を信じる」ということを考えさせられます。
あなたは友達のことを信頼していますか?
勝手に孤独を感じていた彼女は、仲間がいることに気が付き前向きになります。
17.神様の願いごと
著者:沖田円
【あらすじ】
夢が見つからない高2の千世は、学校帰りに寄った神社で常葉と名乗る、美しい男に出会う。
そして“夢が見つかるまで、神社の仕事を手伝う”ことを命じる。
そいの仕事で、たくさんの人の人生に触れることになる千世は、本当にやりたいことを見つけ出す。
しかし、一方で常葉には想定外の未来が迫っていて…。
ほっこりしながらも、温かい涙が流れる物語。
これは、愛知県安城市の安城七夕まつりがモチーフになっています。
七夕の美しさと、人の温かさを感じられるストーリーです。
高校生になると進路について考えなければいけない時期ですね。
やりたいことが見つからなくて、焦っている方にはこの一冊をおすすめします。
18.八月、ぼくらの後悔にさよならを
著者:小谷杏子
【あらすじ】
やる気がなく無気力で生きている高1の真彩。
とある事故がきっかけで幽霊が視えてしまう真彩は、サトルという幽霊に出会う。
幽霊とは思えないほど元気なサトルに、「自分の死んだ理由を探してもらいたい」と頼まれた真彩は、仕方なく協力するが…。
二人の過去から大きな共通点が明らかになり、ラストは想定外に。
これは、私が真夜中に一気読みしてかなり印象が強かった一冊です。
幽霊が出てくるなんて非現実的ですが、表紙のようにさわやかで綺麗な雰囲気のストーリーで読みやすいです。
二人が事故を通して負ったこと、それが一気にフワッと軽くなったようでした。
19.その週末に君はいない
著者:天沢夏月
【あらすじ】
高2の夏、同じ交通事故に遭った和佳と伊織。
事故直前で入れ替わった二人だったが、伊織は和佳として助かり、和佳は伊織として死んでいた。
パニックになっても状況が変わることはない伊織の「和佳」としての生活。
「和佳の体でも悪くない」と思い始めていた伊織は、入れ替わりをとある人物に見抜かれてしまう。
二人はなぜ入れ替わったのか。
その真実が明らかになったとき、究極の選択が待ち受けていた…。
目覚めたら、自分じゃない人の体になっていたなんて信じられませんが、「愛されたかった」伊織は変えられない運命から生きるか死ぬか、の選択をします。
とにかく、言いたいのは、どんなに苦しくても死にたいなんて思わないでってこと。
本文より引用
スリリングな部分もありますが、感動するストーリーです。
20.眠れない夜は、君の声が聴きたくて
著者:永良サチ
【あらすじ】
学校でも家でもストレスが溜まり、居場所がなかった高2の響。
そんな響が2年ぶりに会ったのは、かけがえのない時間を共に過ごした旭だった。
お互い違う高校へ進学し、電話くらいしかできない二人だったが、想いは強くなっていき…。
14歳の頃の自分達しか知らない二人の、懐かしさ溢れる物語。
読了後は、旭みたいな人に出会えたらいいなと個人的に思いました。
二人が共に過ごした中学生活には、一台のカメラの存在があり…。
もう一度止まっていた時間が動き出す、後味が素晴らしい一冊です。
最後に
以上、泣ける感動小説20選を紹介しました。
ストーリーの構成では、似ているものが多数ありますが、主人公の感情や作風が違うので楽しみながら読めます。
一度読み始めたら、どんどん他の小説も読みたくなるので、是非気に入った一冊があれば読んでみてくださいね。
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最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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