こんにちは。YUE.です。
今回は10代におすすめの本をランキングにしました。
2023年に話題になった本の中から、特に好きだった小説を７冊紹介します。
話題の小説を読みたいけど、選ぶの面倒…
そんなあなたにおすすめの記事です。
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第１位 私たちの世代は
瀬尾まいこさんの新刊！
あらすじ
未曾有の感染症流行によって、遊ぶことも、登校することも禁止された小学生の冴と心晴。
母子家庭の冴はいじめに遭い、心晴は母と衝突して不登校になってしまう。
時間の流れとともに、たくさんの人と助け合いながら2人が大人になっていく成長ストーリー。
瀬尾まいこさんが描いた、この世代を生きるすべての人に元気をくれる長編小説。
感想
感染症（コロナ）で本当に多くのことが変わってしまって、学校に行けなくなったり生きづらくなったりしました。
それでも、人の関わりがすごく大切なんだなと元気や温かさをもらえる物語。
1日で読めてしまうほど惹き込まれたし、現実味のある設定でも暗くないストーリーでした。
【こんなあなたにおすすめ】
・新型コロナ流行時、学生だった人
・瀬尾まいこさんの作品が好きな人
第２位 恋とそれとあと全部
住野よるさんの新刊！
あらすじ
めえめえは片想い中の気にしすぎな女の子 サブレに、不謹慎な旅に誘われる。
儚い青春を生きる、2人の特別な夏休みを描いた淡い青春ストーリー。
たった4日間、でもそれがかけがえのない4日間になる。
感想
住野よるさんの、あの不思議でモノクロのような世界観が胸に沁みます。
素朴な会話を繰り返していくうちに分かる、それぞれの繊細な感情が温かかったです。
夏休みの爽快感、片想い男子の照れくささ、普通じゃない旅の不思議さが詰め込まれた作品。
感動や恋愛を通りこしたような作品で、心を奪われます。
【こんなあなたにおすすめ】
・住野よるさんの小説が好きな人
・淡い青春ストーリーが読みたい人
第３位 人魚と過ごした夏
あらすじ
オリンピックに一緒に出場することを夢に、アーティスティックスイミングにすべてをかけてきた水葉と茜。
しかし茜が怪我をしてしまったことで、2人の絆は崩れ始める。
茜が仲良くなった由愛に嫉妬する水葉、茜のスイミングに対する本当の想い。
一夏の青春を描いた感動ストーリー。
感想
今までシンクロに青春のすべてをかけてきた茜は、怪我をしたことで普通の学生生活を送ることになります。
自分が本当にシンクロを続けたいのか分からなくなったり、
もう居場所がないんだ、と考えてしまったり、
友情に甘えてしまったり、
と、心がぐちゃぐちゃになる感じにすごく共感できます。
「まだ終わってほしくない」と思うくらい大切にしたい作品でした。
【こんなあなたにおすすめ】
・スポーツに夢中になった経験がある人
・思春期を生きたすべての人
第４位 ロールキャベツ
あらすじ
夢がない大学生 夏川誠は同じシェアハウスにくらすミリオンとマスター、偶然出会ったパン子・風香と共にチェアリングに参加する。
ただ椅子に座るだけの遊びだけど、そこからそれぞれの過去や感情を共有することになる。
それから始まる温かい友情を描いた小説。
感想
夢を叶えるために奮闘する仲間に引け目を感じる誠の想いにすごく共感できます。
でも、徐々にそれぞれが抱える過去や心のキズが露わになります。
それでも、みんなで助け合おうという優しさが胸に沁みます。
ほっこりすると同時にこれから生きる希望をもらえる本でした。
プロローグを最後にもう一度読むと、すごく感動します。
やさしくて、不器用で、ちょっぴり心に傷を負っている人は、愛すべき人。
本文より引用
【こんなあなたにおすすめ】
・過去に辛い経験がある人
・夢が見つからなくて困っている人
第５位 方舟
本屋大賞2023ノミネート作！
あらすじ
友人、従兄、3人家族と地下建築で一晩を過ごすことになった柊一。
しかし、地震で出入り口がふさがれてしまい、浸水もひどくなってしまう。
助かるには誰か一人の命を犠牲にしなければいけない矢先、殺人が起こる。
その一人を犯人にすべきだと、全員が思った。
ラスト、衝撃すぎる結末が待っている！！
感想
私はミステリーをあまり読まないのですが、この本を読んでミステリーの面白さに気付きました。
犯人がこの人だったのか、という衝撃とラストのどんでん返しは忘れられません！
殺人事件が起きるので、怖めの描写もありますが、読まなきゃもったいない作品です！
読了後にはしびれるような衝撃を受け、余韻もすごかったです。
表紙を見て、そそられなかったあなたにこそ読んでほしい！
あなたの予想は逆転するかもしれません！
【こんなあなたにおすすめ】
・ミステリーをあまり読まない人
・タイトル、表紙にそそられなかった人
第６位 光のとこにいてね
2023本屋大賞第３位に輝いた小説！
あらすじ
偶然団地で知り合った、何もかもが正反対の結珠と果遠。
たった数回あっただけなのに惹かれ合い、お互いがいればそれでいいと思えるような関係になった。
奇跡の再会でお互いを必要とし、本当の気持ちに気づくまでのストーリーです。
感想
一度会っただけのわずかな記憶が、彼女たちの人生までも動かず力を持っていることに心を動かされました。
言語化できない複雑な気持ちがあって、理由のない苦しさや切なさを感じました。
【こんなあなたにおすすめ】
・記憶や思い出がテーマの長編を読みたい人
・幼少期からの友達がいる人、家庭が複雑な人
第７位 アリアドネの声
あらすじ
救えるはずだった兄を事故で亡くし、「WANOKUNI」プロジェクトでドローンを扱うハルオ。
ある時起こった巨大地震で、1人の女性が浸水の危険がある地下に閉じ込められてしまう。
しかもこの女性は、
「見えない・聞こえない・話せない」
の三重障害を抱える中川博美だった。
彼らはドローンで彼女を安全なシェルターまで誘導するという無謀な挑戦をする。
予想できないラストを迎える、今季の話題作！
感想
伏線回収がすごい作品だな、と思いました。
ドローンの故障や中川の障害詐称疑惑などの問題を解決し、ラストにはスッキリする展開が待っています。
特に、なぜ中川博美の障害詐称疑惑が浮上したか、は重要なポイントです！
一緒に考えながら、ドキドキハラハラできる本で読みやすかったです。
個人的には、少し主人公の理屈的な考え方やしゃべり方が鼻につくと感じました。
でも、ストーリーは読み応えがあって良かったです。
【こんなあなたにおすすめ】
・ミステリーが好きな人
・あらすじを読んで興味を持った人
最後に
この７冊は、どれも強く印象を受けた作品ばかりです。
ぜひあなたにもこの本の良さを知ってほしいと思います！
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最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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