こんにちは。YUE.です。
今回は新海誠監督の最新作、「すずめの戸締り」をレビュー・紹介していきます。
「すずめの戸締りはつまらなそう…」
「話題になってるけど、イマイチどんな話なのか分からない。」
と思っている方も多いでしょう。
私は原作、映画を両方観て「面白かった」と感じたので紹介します。
今回の記事は、
・すずめの戸締りってどんな話?
・結末を知りたい
・正直な感想を知りたい
方に向けた記事です。
あらすじ
地震で母を亡くし、叔母と暮らす岩戸鈴芽(いわと すずめ)は廃墟を探し閉じ師を名乗る男 宗像草太(むなかた そうた)と出会う。
草太と鈴芽だけに見える巨大なミミズ、それが飛び出す扉。
扉を堰き止めている要石を、鈴芽が誤って抜いてしまったために、事態は悪化する。
また、要石を抜いたことで要石から姿を変えた仔猫 ダイジンは、草太を椅子の姿に変えてしまい……。
ミミズの出現を押さえ、人々の命を救えるのか?!
そして、鈴芽の記憶と謎の夢の正体とは?
人の温かさと愛情が、扉を探すふたりを救う!

結末
椅子の姿に変えられた草太は、要石となってしまう。
しかし、鈴芽が扉を見つけられたことや記憶の正体が分かったこと、草太を助けたいという強い思いからダイジンがまた要石となってミミズを押さえる。
一度仔猫の姿になって、鈴芽と出会えたダイジン。
ダイジンは鈴芽のことが大好きだったが、または大好きだったから、自分が要石になるという選択をした。
よって、草太は人間の姿に戻り、それぞれの日常を送るようになる。
5日間の壮大な物語。
映画概要

今回私が行った映画館は『ミッドランドスクエアシネマ2』です。
JR名古屋駅から、徒歩約5分ほどの距離にある映画館です。
グッズ販売



映画館内では、「すずめの戸締り」のファイルやアクリルスタンドなどのグッズが多数販売されていました。
見てるだけでも楽しめました!
ついつい欲しくなってしまいますよね。
さらに、「すずめの戸締り」だけでなく「君の名は。」「天気の子」のグッズも多数販売されていました。
前作が好きな方は是非チェックしてみてくださいね。
グッズコーナー、思わず立ち止まってしまうほどの魅力がありました。
声優(鈴芽・草太・ダイジン)
岩戸鈴芽:原菜乃華
宗像草太:松村北斗
ダイジン:山根あん
ダイジンの声優をされた子役の山根あんさんは、その声が「可愛らしい」と人気でしたね。
原さん、松村さんも数多くの雑誌で表紙を飾るなど、現在最も人気を集めています。
SELCA登場人物
鈴芽を救った愛情深い7人の登場人物を一人ずつ深掘りしていきます。
これを読むことで、物語のもっと深いところまでを楽しめます!
環さん
鈴芽の叔母。地震の際に鈴芽を引き取る。
12年間育ててきて、鈴芽のことが大好きで仕方ない様子。
・手の凝ったキャラ弁を作ったり
・鈴芽が旅に出た時に、長文を送ったり
・55件も通知したり
過保護な面もある、面倒見の良い叔母。
しかし、鈴芽を引き取ったことで仕事も婚活も上手くいかず、人生がめちゃくちゃになったと思う時期もあった。
稔くん
環さんに片想い中の仕事仲間。
本人は必死で、環さんも気持ちに気がつかない様子だが、周りから見ればバレバレの片想い。
環さんのために車を出したり、仕事をしたり、努力を惜しまない少々単純な男性。
海部千果
愛媛で出会った旅館娘。
千果が乗っていた原付バイクからみかんを落としてしまった時に、拾ってくれた鈴芽を泊めることに。
衣食住を提供し、鈴芽の背中を押してくれる親切な女の子。(高校二年生で、鈴芽と同い年)
鈴芽が旅の目的(=ダイジンを捕まえて、ミミズの出現を抑えること)を話さなくても、それに乗って協力してくれた。
鈴芽を信じて助けてくれたおかげで、鈴芽は前に進むことができた。
二ノ宮ルミ
鈴芽に自身の店スナックを手伝わせながら、世話してくれた双子の母親。
土砂降りの中バス停で座っていた鈴芽を、神戸まで送ってくれた恩人。
双子の姉弟と鈴芽、椅子のままの草太は仲を深める。
旅の目的を知らず、訳ありの家出少女というていで助けてくれた。
芹澤朋也
草太の友達。
一緒に教員免許を取ろうとしていたチャラい雰囲気の男性。
でも、根はしっかりしていて優しい。
鈴芽の必死な姿を見て、一日では到着しないような距離の場所まで車を出してくれることになる。
車内では昭和の曲を流し、同行している環に怒られる。
環と鈴芽との雰囲気を和ませようとする優しい一面が、伺えた。
車が壊れたところで、鈴芽たちとは別れることになるが大活躍した人物。
ダイジン
要石としてミミズの頭を押さえていたが、鈴芽によって仔猫の姿になる。
草太を椅子の姿に変えてしまった挙句、要石にして鈴芽の前から草太を奪ったことで、鈴芽に嫌われてしまう。
しかし、本当は鈴芽が迷い込んだ常世に行くための後ろ戸まで、案内してくれていた。
鈴芽に嫌われてしまうと体がやつれてしまう神様。
最終的には、自分が要石に戻るという決意をする。
鈴芽を心から想っている優しく、思いやりのある仔猫。
サダイジン
二つある要石のもう一方。黒猫の姿をしている。
環さんに取り憑き、本音を吐き出させる。
《本音:鈴芽と暮らすことになったせいで、人生が上手くいかなくなった。婚活も仕事も思うようにできなかったこと。》
これは、鈴芽と環さんとの仲をスッキリさせて、鈴芽を前に進ませるため。
サダイジンも、このストーリーの中で重要な役割を果たした。
ダイジンとは違って、体が巨大化するサダイジンは鈴芽を守ってくれていた。
正直な感想(ネタバレ・レビュー)
想像していたもの以上の面白さでした。
新海誠監督の作品は、前2作と今作と面白さがほとんど変わっていないです。(個人的な意見です。)
それぞれ好みは分かれると思いますが、3作目も左遷することなく上映まで辿り着いたといった印象です。
しかし、個人的にはダイジンを要石に戻して欲しくなかったです。
私はダイジンの虜になってしまったので、要石に戻ってしまったのはとても残念でした。
それも含めて、ダイジンの優しさに気付きましたが…。
前作「君の名は。」「天気の子」と似ている部分もありました。
監督が同じなので当たり前ですが、陰のかかり方やBGMなどアニメーションの面で、雰囲気が似ているなと感じました。
前2作は、感動的なシーンが多く登場しますが、今作は
少し不思議で冒険しているような気分
になりました。
新海誠監督の作品は、
「二人の人が入れ替わる」
「天気を晴れに変えられる」
「扉を開けて違う世界が見える」
など非現実的なことが起きます。
しかし、それが現実的に思えます。
いわば、魔法のようなアニメーション制作。
子供から大人まで、また友達やカップルとも楽しめる映画でした。
どうして要石が外れて、サダイジンが出てきたのか
ダイジンは、鈴芽に要石を外され猫の姿になります。
しかし、サダイジンの要石は誰にも外されてはいません。
どうしてサダイジンは出てきてしまったのでしょうか。
それは、地震の激しい振動によって要石が外れてしまったからです。
本来、ミミズを抑えているのは2つの要石です。
しかし、一つの要石(ダイジン)が外れてしまったことでもう一つの要石も外れやすくなってしまったのです。
そのため、一度地震が起きた際に抑えきれなくなって外れてしまったんですね。
最後に
「すずめの戸締り」は、つまらなそうだと思っている方もいるでしょう。
3作目となると、そう考える方が増えるのは当然です。
でも、観てみたらすっごく面白い作品でした。
自分もこの世界の中に入りたい!と感じてしまいます。
まだご覧になっていない方は、是非劇場に足を運んでみてくださいね。
また、原作も綺麗な描写で最高です。
気になる方はこちら↓
また、このブログでは映画化された作品を、原作とともに紹介しています。
映画と原作の記事はこちら↓
「今夜、世界からこの恋が消えても」概要と感想。原作と比較して紹介!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
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